少しだけ映画の話を

配給会社に勤務。つらつらと書き綴ります。

この世界は好き勝手にオナラもできやしない!「スイスアーミーマン」映画評

過去に書いていたものがあったので、公開からだいぶ時間が経ったが公開↓ ------------------------------------------------------------ オナラの勢いで空を飛ぶ 往年のギャグ漫画で擦り切れるほど使い込まれてきたようなベタすぎる下ネタである。もうさす…

私は”彼”に心の底から嫉妬している。『パターソン』映画評

ジム・ジャームッシュ最新作として話題を集めた『パターソン』 興行成績を見てもなかなかの良い結果を残しているのはなないかと思う。永瀬正敏さんが出演していることもあり、日本人にとっても受け取りやすい作品ではないだろうか。 この映画は"言葉"の映画…

”映画”に惚れる映画『ベイビー・ドライバー』映画評

ネットで評判のベイビー・ドライバー。 かなり前にはなりますが、初日舞台挨拶にて主演のアンセル・エルゴートを拝んできました。恥ずかしながら彼のことをまったく知らず、黄色い歓声で会場が沸き立つ中、 一人ぽかん顔。 確かに若くて優しそうな顔立ちで日…

レフン監督『オンリー・ゴッド』で描かれる"神"の 存在

ニコラス・ウィンディング・レフン監督の作品には宗教や神話といった形而上学的なものが軸になっていると感じる。彼自身の宗教観が強く表れているからだろう。それが顕著に表現されたのが『オンリー・ゴッド』である。 「難解」「何がしたいのかよくわからな…